掲示板のことば

不定期に更新しております、真廣寺山門にある掲示板。その味わいを毎回記しておりますが、ここにそのバックナンバーを置きます。

ひかりと いのち きわみなき

ひかりと いのち きわみ なき 〜和訳正信偈より〜 2021年1

 「ひかりといのち きわみなき」。和訳正信偈の冒頭の一節である。音楽法要で歌われることも多いこのフレーズはこの後に「阿弥陀ほとけを仰がなん(仰ぎましょう)」と続く。

 「ひかり」と「いのち」は、誰しもに平等に与えられ阿弥陀さまの救いを表している。

 目には見えなくてもあなたは無量の光に照らされているのだよ。そして人類の永く続いてきた無量の寿の歴史の先端にあなたはいるのだよ。たとえ今どれほど絶望的な状況でも、あなたはそうして生きているだけで尊いことを忘れないでほしい。人生という一大事業を成し遂げているのだから。阿弥陀様はじっと黙って見守ってくださっているのだよ。と言う意味である。

 若い頃はいのちも光も身にみちていたのであろうか、そんな話を聞いてもさっぱり耳に入らなかったというのに、最近こういう言葉が心に響くようになってきた。