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こどもは おとなに なるけれど おとなは なにになるんですか 〜みやと みちお〜
「子どもは大人になるけれど、大人は何になるんですか」── 実際には宮戸先生の言葉というより、先生が五年生の子どもの作文に「ドキッとした」と告白しておられるのを、お聞きした話です。
子どもは言葉あそびのつもりでしょうね。「大人になればわかる」と言われ続けて、「私たち子どもはそのうち大人になる。けれど、あなたたち大人は、これから何になるんですか」と言い返したのかもしれません。
でも問題は、宮戸先生のように私たちが「ドキッ」とできるかどうかです。
私もかつて、「子どもがそんなことに口を出すな」「大人になればわかる」と言われてきました。だから子ども心に、大人になるってすごいことなんだろうな、と思っていました。
でも、実際に大人になってみると、あまり実感が湧かないと言いますか、まだ子どもの延長のような気持ちでいます。
さて、大人になってから私はいったい何を学んできたのだろう。何を得てきたのだろう。子どもたちに範を示せるような大人になれているだろうか。── 先生の「ドキッとした」は、自分の事実に気づいた人にこそ響く言葉なのかもしれません。
他人と仲良くしなさい。人の痛みがわかる人になりなさい。人が嫌がることはしない・言わない。人には親切にしなさい ── どれか一つでも満足にできる大人がいるでしょうか。
先生はこうおっしゃいます。「自分の根性さえ思うようにならんのに、若いもんの根性を何とかしようと思うておる。あいつを何とかしたいと思いますけど、言うとるこの私は何になるのか ── 考えたこともないですよね(『家族の絆』樹心社より)」と。
でも、こういう眼差しをいただくことが、如来さまに遇うということです。阿弥陀さまに遇うということなのです。自分の欺瞞も嘘偽りも隠すことなく照らし出され、「私は何になるのか」と問い返され続けるのでしょう。それが『大人になる』ということなのかもしれません。
先生から晩年にいただいた年賀状にはこうありました。『柊は古木になると棘をなくす 私は何才になっても なお盛んです』
── いまも私の宝物です。【住職】
修正会・元旦(しゅしょうえ)…1月1日除夜の鐘終了後
修正会2日目(しゅしょうえ)…1月2日 午前8時より
春季永代経 … 3月15日(日)午前午後(9:30〜/14:00〜)
他所経常費集金 … 7月12日(日)住職と役員でお邪魔します
境内葉刈作業 … 7月26日 (日)
秋季永代経 … 10月11日(日)午前午後(9:30〜/14:00〜)
報恩講 … 12月4日(金)〜12月6日(日)
4日夜 → 子ども報恩講
5日夕 → 御傳鈔拝読(法話後)
6日午後 → 門徒総会
除夜の鐘…12月31日 (木)午後11時より(引続き修正会)
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滋賀県米原市上多良309番地
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住職: 竹中 慈祥(たけなか じしょう)